設計
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- 既設マンホールに使えますか？
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既設マンホールにご利用いただけます。既設マンホールに施工することを主眼に置いて開発した工法です。
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- 新設マンホールに使えますか？
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新設マンホールにもご利用いただけます。
ただし新設の場合は、埋戻し土を改良土や流動化処理土にすることでも対策可能です。
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- 小型マンホールに施工できますか？
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1号以上に取付け可能です。
内空寸法が900ｍｍ未満のマンホールは施工対象外となります。
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- どのようなマンホールに対応していますか？
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現場打、組立マンホールの円形、矩形形状を問わず対応可能です。
ただし、内空寸法が900ｍｍ未満のものとマンホールポンプは施工対象外です。
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- 中間斜壁、おどり場、副管のあるマンホールへの取付けはできますか？
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設計時に、集水管設置位置を中間斜壁、おどり場、副管を避けた位置に設定しますので、対応可能です。
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- マンホールポンプへの取付けはできますか？
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マンホールポンプなどの水が溜まる部分へは取付けできません。
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- 斜壁への取付けはできますか？
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斜壁へは取付けできません。壁が斜めであると、未貫通孔の作成ができないためです。
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- 底版への取付けはできますか？
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底版へは取付けできません。
側壁に取付けることで、浮上防止効果を発揮する工法です。
インバートは、地震時に被災するリスクがあります。
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- 埋戻し土が砂ですが、取付けできますか？
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埋戻し土が砂の場合、取付可能です。
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- 埋戻し土が砕石・改良土ですが、取付けできますか？
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埋戻し土が砕石・改良土の場合、取付けできません。
しかし、この場合は液状化によるマンホール浮上が起こらないと考えられますので、対策自体が不要と思われます。
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- マンホール直近に埋設物や障害物がありますが、取付けできますか？
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埋設物や障害物の位置を避けて設計を行うことで対応可能です。
事前の埋設物の確認は、重要な調査項目です。台帳などの記録により調査をお願いします。
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- 集水管は何本取りつけるのですか？
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集水管の本数は設計で定めています。
マンホールの大きさ・深さ、地下水位の深さ、埋戻し土などによって変わります。
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- 集水管は1周あたり4本なのですか？
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設計で定めるため、6本・8本～となることもありますが、最少本数は3本です。
円周方向はバランスが取れるように配置します。
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- 常時に地下水位が上昇したら、地下水が流入するのではないですか？
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安全弁の動作圧力を上回らない限り、地下水が流入することはありません。
地下水位の上昇を危惧される場合、設計時の地下水位に余裕をみることをおすすめします。
施工
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- 既設マンホールに施工する時は開削が必要ですか？
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マンホール内側からの施工となるので、開削は不要です。
地上は、小さい占有面積で施工が可能です。周辺の掘削が不要な工法ですので、施工場所をとらず交通の妨げになりません。
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- 施工時に障害物に当たる心配はないのですか？
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施工前に確認をしています。障害物の有無は、着工前に管理者より現地埋設物の確認をお願いしています。
施工時には探査棒による探査を実施し、万一障害物が発見された場合は再設計を行い取付位置を変更します。
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- 施工費用はどれくらいですか？
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条件によって異なりますので、お見積いたします。
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- 多数の削孔・取付けをしたマンホール壁は、強度低下するのではありませんか？
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削孔した場合でも、組立マンホールの規定強度を満足することを実験で確認しています。
維持管理
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- 通常の維持管理は必要ですか？
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マンホールの巡視点検に合わせて数年に1回の頻度で点検を行うことが望ましいと考えています。
点検は部材の破損などによる異常を目視で調査します。
集水管の目詰まりは、地下水の動きが無ければ理論上ありませんが、代表箇所を抜き取りで確認することをお薦めします。
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- 集水管の目詰まりは確認できますか？
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安全弁を緩めることで確認できます。
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- 集水管の網が詰まり、水を取り込まなくなった場合の対処方法はありますか？
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集水管の網が詰まった場合には、井戸用ストレーナーを清掃する洗浄剤や高圧洗浄などで対処できます。
安全弁を取り外し、その部分を使いマンホール内部から洗浄できます。
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- 作動した後に何か処置が必要ですか？
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処置は不要です。よって、地震後に緊急的にマンホール内へ入る必要はありません。
安全弁は、地震がおさまり周辺の水圧が低下すると自動的に閉まりますので、余震が繰り返し発生しても大丈夫です。
部材
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- 集水管の耐用年数はどのくらいですか？
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ステンレス、塩ビ、ゴムといった一般的に下水道施設等で用いる資器材を使用していることから、下水道製品と同程度の耐用期間があると考えています。
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- 常時に地下水が流入することはありませんか？
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設定した水圧により自動的に開閉する安全弁を取付けてあるので、常時に地下水を取り込むことはありません。地震時に発生する過剰間隙水圧が作用した際に開くように安全弁の圧力を設定しています。
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- 集水管を通して砂がマンホール内に流入することはありませんか？
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砂がマンホール内に流入することはありません。
集水管に巻かれている3重の網によって、水だけをマンホール内に取り込みます。
網の目開きは、実験によって決定しました。
その他
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- 公的証明はありますか？
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公益財団法人 日本下水道新技術機構から「新技術研究成果証明書」が交付されています。
また、Made in 新潟新技術普及制度に登録されています。
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- 「新技術研究成果証明書」とは何ですか？
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公益財団法人 日本下水道新技術機構との共同研究によって開発された技術へ交付される証明書です。
官学により構成された「マンホール浮上防止対策技術検討委員会」で研究、検討された成果が証明されています。
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- 公益財団法人 日本下水道新技術機構との共同研究の対象に、どのようにして選定されたのですか？
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マンホール浮上防止技術は下水道機構の「公募型共同研究制度」にもとづいて研究が行われました。
公募があり、応募されたいくつかの工法の中から、下水道機構内の委員会によって、当技術を含む3工法が選定されました。
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- 「なぜ「建設技術審査証明」ではなく「新技術研究成果証明書」なのですか？
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「建設技術審査証明」は民間で開発された技術を証明する制度です。
当工法は、公益財団法人 日本下水道新技術機構との共同研究により開発された技術なので、「新技術研究成果証明書」となります。
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- なぜ地震時にマンホールが浮くのですか？
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地震時に埋戻し土が液状化すると、マンホール周囲の摩擦力がなくなり、さらに過剰間隙水圧による浮力が発生することで、マンホールが浮上します。
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- WIDEセフティパイプ工法は、どのような仕組みでマンホールの浮上を抑制するのですか？
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地震時に集水管から水をマンホール内に取り込むことで過剰間隙水圧を消散させ、主にマンホール周囲の摩擦力を得ることで浮上を抑制します。
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- 過剰間隙水圧（かじょうかんげきすいあつ）とは何ですか？
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地下水で満たされた砂地盤において、地震の繰返し荷重により砂の粒子間に発生する、常時の静水圧を超える水圧のことです。
※正確さに欠けますが分かりやすく言うと、地震時に液状化地盤に発生する大きい水圧のことです。
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